世界最大級を誇る鳴門海峡(なるとかいきょう)の渦潮(うずしお)。
年中発生する自然現象ですが、中でも最も迫力が増し、大渦が期待できるのが秋!
是非この機会にクルーズ船に乗って、自然の力がつくりあげる圧巻の光景を間近で体感してみましょう!
■鳴門海峡の渦潮は、なぜそんなに大きくなるの?
【ポイント①:地形】
鳴門海峡は、海峡の幅が1.3kmと狭く、海底断面がV字型で100m以上の深さがある特殊な地形となっています。また、鳴門海峡が播磨灘(はりまなだ)と紀伊水道(きいすいどう)の境となり、満潮と干潮が6時間毎に隣り合わせになることから、海に最大1.5mの滝のような段差が生じます。これは淡路島の大きさにより、播磨灘と紀伊水道の潮位差が、干満の時差と同じく約6時間になることによるもので、そのため、鳴門海峡の渦潮は「奇跡の渦潮」とも呼ばれます。これにより激しく複雑な潮流を生み出し、最大30mの世界最大級の渦潮が発生します。
【ポイント②:潮流(ちょうりゅう)】
大きな渦潮を生み出す原動力となるのが潮流です。鳴門海峡は世界最速クラスの潮流を誇り、メッシーナ海峡(イタリア)・セイモア海峡(カナダ)と合わせて「世界三大潮流」と呼ばれています。干満の差が大きい時には潮流が10ノット以上(時速20km以上)もの速さになります。
【ポイント③:潮汐(ちょうせき)】
渦潮は、潮汐によって発生するため、潮汐が強くなるときに大きくなります。潮汐は月の引力の作用を受け、満月と新月の時は大潮と呼ばれ、最も強くなります(15日周期)。また、1日の中で6時間毎に満潮と干潮が繰り返され、渦潮も6時間おきに大きくなり、満潮と干潮の境(潮止まり)では渦潮は発生しない時間もあります。渦潮は1年間発生しますが、春と秋に潮流が最大となることから、春と秋の大潮時には年間を通じて最も大きい渦潮が見られ、その大きさは世界最大の30mになります。特に潮位が高くなる秋は最も迫力のある大渦が見られます。
淡路島の福良港から出航する「うずしおクルーズ」では、うずしおが発生するスポットのすぐ近くを通過します。間近で見るうずしおは、想像をはるかにこえる大迫力!
世界最大級の渦潮を見るためには、①大潮前後の日に、②その日の潮流の最強となる時間に遊覧船に乗ることが必要とのこと!
うずしおクルーズのホームページでは、大潮の日や大うずの日がわかるカレンダーが掲載されています。また、その日の中で潮流が最強となる時間の便を◎で記載されているので、是非チェックしてみてください!
※ただし、波や風が強くなると渦潮が消されてしまう時があるので天候も重要となりますのでご注意ください。
■うずしおクルーズの詳細
料金・時刻表・アクセスなどの詳細は、「うずしおクルーズ」の公式HPをチェック
【公式】うずしおクルーズ〜淡路島から鳴門の渦潮を体験〜
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