2017年11月1日(水)東京の日本財団ビルにて、「恋する灯台サミット」が開かれました。
サミットでは、人と灯台、海と灯台の関わりについて認定灯台のある地方自治体や観光業界などの関係者が一堂に会して、これまでにない灯台の活かし方や新たな発想について考えました。来年度以降は、より自治体同士が広域に連携し、情報や知恵、ネットワークなどの原資を共有し、さまざまな取組を連携して推進していく「恋する灯台プラットフォーム(仮称)」作りが提案されました。
恋する灯台プロジェクトとは
未来を照らす灯台が、ふたりの道標になる。
どこまでも広がる青い空と海に、気高く存在し続ける白亜の塔。
晴れの日も、荒れ狂う嵐の日も、
大海原を照らし続けてきた灯台の光は、人生の道標のようであり、
未来に進む勇気を与えてくれるような気がする。
恋に悩み、夢に迷ったとき、灯台に行こう。
愛し合うふたりが、未来を誓い合うとき、灯台に行こう。
そんな、夢見るチカラ、恋するチカラを与えてくれる灯台を、
恋する灯台と呼んでみる。
未来を照らす灯台が、ふたりの道標になる。
海への想いやロマンを感じられる灯台を「恋する灯台」と名づけ、日本ロマンチスト協会、協会員の中から選抜したロマンス宣教師を中心に有識者によって構成される選考委員会によって決定しました。
全国で30エリア 31個の灯台を「恋する灯台」として認定されています。
兵庫県の「余部埼灯台」が登録されています
灯台がある岬は、1185年の壇ノ浦の合戦で敗れた平家一門のうち、門脇宰相教盛を大将とする一行が流れつき、平家の再興を願いながらこの地に住み着いたという伝説の地。
灯台にいたる御崎街道は、春になると桜並木になり、夏には美しい漁火を眼下に見ることができます。
日本の夕陽百選にも選ばれている夕日スポットでもあり、日本情緒にあふれる風景と伝説があいまって、幽玄な浪漫を感じさせてくれるでしょう。