3月12日に解禁された播磨灘でのイカナゴのシンコ漁について、地元の漁業者らは資源保護のため、14日で打ち切ることを決めました。
イカナゴの稚魚「シンコ」は、甘辛く煮た「くぎ煮」が兵庫県の郷土料理として親しまれていますが、近年は深刻な不漁が続いていて、漁が解禁された13日、兵庫県明石市の林崎漁港では、初競りで1かご25キロあたり20万円の過去最高値が付きました。
地元の漁業者らは水揚げ状況を踏まえて協議し、資源保護のため、14日で漁を打ち切ることを決定。
2024年、解禁初日に打ち切られた播磨灘での漁は、2025年は3日間で終わることになります。
大阪湾では、2年連続の自主休漁となっていて、県の担当者は「資源回復に向けて地道な取り組みを続けていきたい」としています。