陸上から遠隔で船を操船する国内初のシミュレーター施設が兵庫県芦屋市内に完成し、関係者にお披露目されました。
芦屋市の海技大学校に整備されたのは、陸上から遠隔で船の操船や監視を行うシミュレーター施設です。
海上輸送の需要が増加する一方、船員の人手不足が課題となる状況を受け、日本財団などは、無人で海を航行する「無人運航船」の実用化を目指していて、この施設は遠隔操船の技術の研究や訓練などに活用されます。
関係者らは、9日にお披露目された衛星利用測位システムや、最新レーダーのシミュレーターを見学していました。
日本財団などは、2040年には国内を走る船の50%が無人運航船となることを目指しています。