台風シーズンを前に、神戸市は高潮などから浸水を防ぐ防潮扉の閉鎖訓練を行いました。
神戸港沿いでは、高潮や津波の被害を抑える防潮扉が209カ所設けられていて、市は毎年、台風シーズンを前に扉を閉じる訓練を行っています。
市によると、防潮扉は100年に1度発生するクラスの高潮や、南海トラフ巨大地震が起きても市内で想定されている最大規模の津波を防ぐことができるということです。
5月15日に行われた訓練では、市の職員がタブレットを使って遠隔で扉を閉じる動きを確認。注意を呼び掛ける音声が出て、問題なく扉が閉まりました。
神戸市は、2024年度、78カ所の防潮扉を遠隔操作できるようにしていて、災害時には職員らがタブレット端末を24時間態勢で管理し、素早く対応する方針です。