三菱重工の神戸造船所で、防衛省から受注した最新鋭潜水艦の進水式が行われました。
神戸市兵庫区にある三菱重工業神戸造船所で建造されたのは、建造費684億円、全長84メートル、幅9.1メートル、基準排水量およそ3000トン。
国内最大級で最新鋭の「たいげい」型潜水艦です。
防衛省の関係者や三菱重工の社員ら、およそ300人が見守る中、潜水艦に新たな名が付けられました。
巨大なクジラを意味する「ちょうげい(長鯨)」と名付けられたこの潜水艦は、リチウムイオン電池を搭載した、新型のディーゼル電気推進機関を持ち、音波によって物を探知するソーナーや潜水艦魚雷防御システムを完備するなど、防御性能が向上しています。
潜水艦がゆっくり進水すると、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
「ちょうげい」は2026年の3月ごろに防衛省に引き渡されます。