冬の味覚の代表格、ズワイガニ漁が11月6日、解禁となり、但馬地域の漁港では、初競りが行われ活気に包まれました。
兵庫県新温泉町の浜坂漁港では、5日夜に出港した底引き網漁船が帰港し、漁船からズワイガニが次々と水揚げされました。
山陰地方で水揚げされた雄のズワイガニは「マツバガニ」と呼ばれ、冬の高級食材として、人気を集めています。
6日正午から始まった初競りでは、威勢のいい掛け声が響く中、仲買人が次々と競り落としていきました。
浜坂港では、重さ1.2キロ以上などの条件を満たしたズワイガニを、最高級ブランド「煌星(きらぼし)」と名付けています。
6日は2匹が「煌星」と認定され、この内1.3キロのカニには、初競りで180万円のご祝儀相場がつきました。
ズワイガニ漁は、雄が2026年3月20日まで、雌は2025年12月末まで行われます。
漁の解禁を受け、但馬地方では冬の観光シーズンが本格化し、地域のにぎわいが期待されています。
