中学2年生が地域で様々な職業体験を行う「トライやる・ウィーク」が行われ、神戸海上保安部では、生徒たちが鑑識活動や救難業務に挑戦しました。
神戸海上保安部を訪れた神戸市内の中学校に通う生徒22人は、鑑識活動に挑戦。
業務の説明を受けた後、専門の道具を使って空き缶に付いた指紋を丁寧に採取していきます。
細かな作業に苦戦しながらプロの技術を学びました。
その後、神戸港で行われている護岸工事の現場を見学した生徒たちは、海上での救助を想定した救難搬送訓練に参加。
手ほどきを受けながら人形を使った心肺蘇生の方法を学んでいました。続いて、潜水士が実際に使うおよそ15キロある空気ボンベを背中に装着。
その重さに驚いていました。
海で起こった事件や事故の捜査から遭難者の救助まで、海上の警察と消防の役割を担う海上保安庁。
生徒たちは多岐に渡る業務を体験しながら学んでいました。
体験した生徒は、「前々からこういう守る仕事に興味があって、やりたいなと思っていたので、将来のためになるようなことをいろいろ知ることができたらいいな」と意欲的に取り組んでいました。
また神戸海上保安部 管理課の大塚課長は、「この職場体験学習を通じて日本の海を守る海上保安官のお仕事を幅広く知っていただき、子どもたちが将来就きたい仕事を真剣に考える時、この経験が少しでも役に立てればという思いで行っています」と語りました。