兵庫県内でほとんど採れなくなってきたアサリ。1980年代多いときは1000㌧を越えることも、1990年代にはいり減少し現在は5㌧を下回っています。海の貧栄養化とナルトビエイなどによる食害が大きな原因とされています。アサリは、植物プランクトンなどを濾過し海に必要な栄養をつくっています。瀬戸内海は今、栄養がない状態なのでそれを増やすという意味でアサリなど二枚貝は非常に大事な生物として扱われています。
そんな状況を改善しようと、たつの市の室津漁協が取り組む「垂下式養殖」が行われています。コンテナに砂を入れアサリの種苗を入れ育てる。上には食害を防ぐために網をかけ、餌となる植物プランクトンの多い水深2~3mに沈めます。同じ海域の天然アサリと比べても実入りがいいです。1年で4㎝を越えるアサリに成長し、毎年春には出荷できるそうです。
2017年12月4日(月)放送しました!
「ひょうご海ライブ」サンテレビで毎週月曜18:55~19:00放送中!
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