「世界津波の日」の5日、南海トラフ巨大地震などの津波から避難する訓練が県内各地で行われました。
この訓練は近い将来に発生が予想される南海トラフ巨大地震に備えようと、兵庫県では、2016年から毎年行われてきたもので、ことしは県内18の市町が参加しました。
最大震度7の地震を想定して訓練を行った南あわじ市の松帆小学校では、児童たちが教室から運動場に逃げたあと大津波警報が発表されたことを受け、校舎の3階まで「垂直避難」しました。
一方、今回から訓練の対象地域に加わった香美町では、最大震度6強の地震が発生し最高水位5.3メートルの津波が襲ってくることを想定。 グループホームの利用者たちは地震の発生とともにバスタオルをかぶり揺れが収まるのを待った後、津波に備えて、車で近くの指定避難所まで逃げる手順を確認していました。
兵庫県などによりますと、南海トラフ巨大地震は30年以内の発生率が70〜80パーセントとされ、県内では、最大でおよそ3万人の死者が出ると想定されています。
ひとこと
津波を想定した避難訓練は海に近い地域ならではなのかなと感じました。いつどこで何があってもおかしくありません。被害を最小限にするための訓練はとても重要なものだと感じました。