明石市の小学校では、漁獲量の減少が続く明石だこがたくさん生まれることを願って、児童たちがタコつぼに思い思いの絵を描きました。
明石市立二見小学校では明石沖で獲れるマダコ、「明石だこ」を守ろうと、産卵用のタコつぼに願いや絵を描く特別授業が行われました。
明石市漁業組合連合会によりますと、ことし1月から8月末までのマダコの漁獲量はおよそ129トンと、前の年と比べるとおよそ70%落ち込んでいて、深刻な不漁だということです。
連合会では、タコ釣りの人気の高まりや、海の栄養の低下が不漁の要因とみて禁漁期間を設け、釣り客にも自粛を呼び掛けるなど、対策を講じています。
特別授業では、3年生60人がタコの餌となるカニの絵などを思いを込めて描きました。
児童たちが絵を描いたタコつぼの放流は、12月に予定しているということです。