子供たちに兵庫県の海を身近に感じてもらい興味を深めてもらう事を目的に1泊2日で開催されたイベント「ひょうごシーレンジャーin淡路島」の様子を3回に渡ってリポートします。2回目は洲本市の無人島・成ヶ島で珍しいカニ・ハクセンシオマネキを観察したり、漂着ゴミを調べる様子を紹介しました。
ハクセンシオマネキは、とても臆病な生き物で少しでも人の気配がすると巣の中へはいってしまいます。オスは片方のツメが大きいのが特徴です。「ハクセンシオマネキ」は、繁殖期にオスが行う大きなツメを振り上げる様子が白い扇子を振るように見えるので名づけられました。
この成ヶ島で深刻な問題となっているのが、漂流ゴミです。この日も海岸には多くのゴミがありました。子どもたちは、ゴミをなくすことは難しいので見つけたら拾い集めることが大事なんだと学びました。
さらに夜になると違うカニ「アカテガニ」が姿を現しました。普段は山や岩陰に住んでいるアカテガニが海の中に入って、大腹に抱える幼生を海に放つ「放仔行動」を行います。子どもたちはめったに見る事ができない神秘的な様子を興味深く観察しました。
2017年8月14日(月)放送しました!
「ひょうご海ライブ」サンテレビで毎週月曜18:55~19:00放送中!
番組HPはコチラ
http://sun-tv.co.jp/seaproject/sealive