ズワイガニの繁殖に取り組む豊岡市の城崎マリンワールドではカニの生育過程を紹介する展示を行っています。
水槽の片隅で行ったり来たりするズワイガニ。 甲羅の幅はおよそ8ミリとまだ子どもで小さいながらもすでにカニの姿をしています。
日本海の冬の味覚として人気のズワイガニは毎年11月6日に漁が解禁されますが、近年は漁獲量が減少し漁の期間を制限するなどして資源の確保を目指しています。
そこで、城崎マリンワールドでは2017年から「カニプロジェクト」としてズワイガニの繁殖に挑戦することになりました。
展示では生育過程を紹介する映像を上映しているほか、ズワイガニにエサをやる様子なども見ることができます。
城崎マリンワールドでは甲羅の幅が港に水揚げされるサイズの10.5センチ以上を目指し、10年ほどかけてカニを飼育したいとしています。
ひとこと
食べるためではあるけど、あんなに小さい蟹が、水揚げされる頃には何倍もの大きさになる、その成長過程を見ることができる貴重な機会だと感じました。