10月2日から神戸港に初入港していたベトナム海上警察の巡視船と第五管区海上保安本部の巡視船による合同訓練が行われました。
ベトナム海上警察の巡視船「CSB8004」は、日本とベトナムの外交樹立50周年を記念した行事の一環として、10月2日に神戸港に初入港しました。
ベトナム海上警察の巡視船が日本に寄港するのは今回が2回目で、入港期間中は、第5管区海上保安本部への表敬訪問や船内見学などの交流行事が行われました。
最終日の6日は日本とベトナム双方の巡視船による合同訓練を実施。訓練は、淡路島の東の海域で2人の要救助者がいるとの想定で行われ、海上保安本部から巡視船と航空機に情報が伝えられました。
要救助者を発見した航空機からはシーマーカーと呼ばれる目印が投下され、機動救難士が1人目の要救助者をつり上げて救助。その後、ベトナムの巡視船から救助艇が出て、浮き輪を使用するなどして、もう1人の要救助者に見立てた人形を救助しました。
今回の交流事業はこの合同訓練が最後で、日本の巡視船の乗組員たちは海上でベトナムの巡視船を見送っていました。