2025年の大阪・関西万博に訪れる観光客を兵庫県に呼び込むためクルーズ船を使った海上交通の実証実験が27日、神戸・淡路島間で行われました。
兵庫県は3年後の大阪・関西万博に合わせて観光客を県内に呼び込もうと、大阪湾に面する観光地をクルーズ船で結ぶ計画を進めています。
27日は神戸市のHAT神戸から淡路市までのルートで海上交通の実証実験が実施され、万博関係者らおよそ100人が参加。
途中で経由した中突堤では、スムーズに神戸を観光してもらうためのキックボードの体験会が行われ、斎藤知事も試乗しました。また、船内では、日本文化に親しんでもらおうと伝統芸能「能」の公演が披露されました。
県は去年、ビジネス客を想定し、船内で会議を行う実証実験を実施していますが、観光・文化振興のための実験は今回が初めてだということです。
県は、今後もより多くの人に兵庫県へ足を運んでもらうための方法を模索し、3年後に備えたいとしています。