敬老の日の9月20日、兵庫県姫路市立水族館で最高齢のウミガメに「特製の花束」が贈られました。
敬老の日のお祝いを受けたのは、ことしで推定56歳になる雄のアオウミガメで、セレモニーの後、ブロッコリーやカリフラワーなどで作られた特製の花束がプレゼントされました。
環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているアオウミガメは太平洋や大西洋、インド洋の熱帯域や日本でも本州南部の沿岸に生息していて過去には播磨灘での捕獲例もあります。
水族館が開館した1966年に徳島県からきたこのアオウミガメは、国内の水族園などで飼育されているウミガメ類の中でも最高齢だということです。
アオウミガメは70年以上生きる例もあるということで、姫路市立水族館は長生きを願い育てていきたいとしています。
ひとこと
“ウミガメ”と聞くと海外の綺麗な海でしか見られない貴重な海の生き物のイメージがあります。しかし、国内での水族館でも見られ、かつては播磨灘での捕獲例もあると知り驚きました。現在国内の水族館にいる絶滅危惧種として貴重なウミガメの中でも最高齢のこのウミガメには長寿のすごいパワーがあるような気がします。