豊かな海の大切さを子どもたちに学んでもらおうと、明石市で、小学生がマダイの放流などを体験する取り組みが行われました。
この取り組みは海や川の環境保全の大切さなどを伝える「全国豊かな海づくり大会」を盛り上げようと実施されたもので、2022年に大会が開催される予定の明石市では地元の小学生の手によりマダイの稚魚が放流されました。
「全国豊かな海づくり大会」は1981年から毎年全国各地で開催されてきましたが、ことしは新型コロナウイルスの影響で、開催が延期となっています。
10日は子どもたちに明石の海や栽培漁業などについて知ってもらおうと、中崎小学校の3年生50人が3つの班に分かれ放流したほか、2020年11月にオープンした釣り堀で魚釣りを体験していました。
全国豊かな海づくり大会企画課の内田径孝さんは「地元の子どもたちに海の豊かさや明石の魚のことを学んでもらいたい。海を豊かにするための行政の取り組みも全国に広がっていってほしい」と話していました。 「第41回全国豊かな海づくり大会」は2022年に明石市で開催されます。
ひとこと
海があり、魚が食べられることが当たり前に感じやすい地域で育ったからこそ大事な経験だと感じました。魚も海も地元も好きだと思う子供たちが増える、とてもいい活動に思いました。