神戸大学は、定例会見で、活断層の調査や被災地支援も担う新しい練習船「海神丸」の機能を発表しました。
神戸大学は、海のエキスパートになる人材を育成しようと2021年4月に海洋政策科学部を新設しました。
学生たちの教育や実習を行う練習船も一新し、34年間使用してきた「深江丸」に代わる「海神丸」を建造しています。
総トン数889トンの海神丸は、世界的な工業デザイナー奥山清行さんによってデザインされ、教育現場で活躍するだけでなく、災害時には、被災地に支援物資を輸送し水や電力を供給します。
また、反射波を解析することで地震を引き起こす海底活断層を調査するなど最先端の研究にも取り組みます。
「海神丸」は、10月8日、岡山県内の造船所で進水式が行われ、2022年4月に運航予定です。