2025年の大阪・関西万博に合わせて、兵庫県に人を呼び込もうと、クルーズ船を使った実証実験が始まりました。
実証実験に使われたのは、600人乗りの神戸港のクルーズ船「bohbohKOBE(ボーボー神戸)」です。
神戸港の中突堤中央ターミナルから、兵庫県の斎藤元彦知事をはじめ、実験に協力する県内の大学生や企業関係者らが乗り込みました。
船は大阪市や淡路市をおよそ1時間で結ぶ想定で、県内に人を呼び込むとともにベイエリアのにぎわいづくりにつなげる狙いです。
実証実験では、観光ニーズだけではなくビジネス利用も意識。 船の上での国際会議の開催も想定しています。
11月10日は、西宮や芦屋周辺を回ったあと、大阪市の夢洲へ。 斎藤知事が学生たちとクルーズ船を使った授業や観光について意見を交わしました。
県は学生たちに船を使いたいと思う時間帯や料金を聞き取り、ニーズがあれば2025年までに運航を実現したいとしています。