神戸港での国際テロの発生に備えようと、クルーズ船を使った合同訓練が、7日、行われました。
この訓練は、ことし6月に大阪市でG20が開催されるほか、9月から神戸市などでラグビーワールドカップが開かれることからテロに対する危機管理能力の向上を目的に実施されたものです。
訓練は、神戸港に向けて航行中の大型クルーズ船でテロリストが放火し、化学剤サリンをまいたという想定で行われ、現場に駆け付けた海上保安部や消防などの隊員が船内に残された負傷者の救助を行うと共に、除染作業やトリアージを実施するなど関係機関の連携の大切さを確認していました。
神戸港では、去年入港したクルーズ客船数が、過去最高の141隻となっていて、警備体制強化の重要性が高まっています。