レポート
2019.09.25

【特集】夢がつまったゴトカン 淡路島の新たなお土産 

南あわじ市にあるリゾートホテル、ホテル&リゾーツ南淡路。噂の自動販売機はロビーにありました。

リポーター「これはなんの絵ですか?」
上村総支配人「実はねこれトリックアートなんです」

描かれている魚はつかめそうでつかめない。
確かに珍しい自動販売機ではありますが…

支配人「こちらがメインなんです。こちらへどうぞ」
リポーター「え、これは缶詰ですか?」

支配人が案内してくれたこちらが正面。
そこにはイワシの甘露煮の写真が。それではさっそく?

「イワシ押します。出てきました!冷たい!冷えてる!自動販売域からイワシの甘露煮が出てきました」

入っていたのは地元福良湾でとれた新鮮なイワシの甘露煮。山椒を加えピリッとした辛さが特徴です。
そう、これは24時間いつでも淡路島の土産物を買うことができる自動販売機。

鯛のフレークや、淡路産サクラマスのスモークなどの、ご当地と缶を組み合わせた、その名もゴトカンです。

支配人「私どもホテルにショッピングプラザというものがございまして、そこは21時にクローズするのですが、クローズしたあとにショップの商品を販売することができないかと検討していたことがありまして。」

売っているのは食べ物だけではありません。

リポーター「鬼瓦ストラップ。かわいい!ワクワクしますね!何が出るのかわからないから!」

開発したのも地元企業。自販機や空調、厨房機器の販売、修理を手掛けるアイナスが、地域と観光を繋ごうとアイディアを形にしました。

アイナス 大内社長「中小企業というものが良いものを作って売ろうとしても、人やお金をなかなかかけれないということがあって、それを24時間365日広告宣伝をしながら売っていける仕組みを中小企業さんと連携できないかなと。」

現在設置されているゴトカンは淡路島内で11台。自販機には液晶画面が取り付けられていて、生産者のこだわりや思いも動画で届ける工夫もされています。

客「オニオンカレー。はじめてですね。びっくりしました。玉ねぎ有名ですもんね。」

販売することができるのは、地元の食材を使っていること。や、新しい発想があること。など、いくつかの条件をクリアしたものだけです。

じゃのひれ山形社長「うちの特産のものを何らかの形で別の形で消費者に味わって欲しいなと。夢も含めて届けることができればなと、そういうことで缶にしてます。」

ゴトカンは人出不足への対策など、働き方改革のモデルとして、今後、淡路島内の留まらず、全国に展開する予定です。

アイナス大内社長「全国でもゴトカンというのはご当地の良いものを売っているという認識のもとで、ブランド化できればなと思います。」

お土産を買った人ももらった人も楽しくなるゴトカン。蓋をパカッとあければ、生産者の想いがふわりとひろがります。

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