西宮市の食品加工工場では正月用のカズノコの出荷が最盛期を迎えています。
西宮市の食品加工会社、協同食品センターでは毎年この時期に正月用のカズノコの出荷作業が始まります。子孫繁栄を表すカズノコはおせち料理に欠かせない縁起物です。
一般に出回っているカズノコは不純物や薄皮を取り除くのに薬品が使われますが、こちらの工場では、職員がピンセットなどで1本ずつ丁寧に手作業で行います。
このカズノコは生成りカズノコと呼ばれ、カズノコ本来の風味と歯触りのいい食感が損なわれず、贈答品としても人気だそうです。
生成りカズノコの出荷作業は12月25日ごろまで続き、今シーズンは170万本の出荷が見込まれていて、コープ神戸で販売されているほか、贈答品の注文も受け付けています。