神戸市須磨区の須磨海浜水族園では先日、平成最後の水槽リニューアルが行われました。
昭和32年にオープンした須磨海浜水族園。神戸をはじめ県内外からも多くのお客さんに愛され、昭和平成を駆け抜けました。
そんなスマスイが今年3月、平成最後の水槽リニューアルと題して、餌やりの実演で人気だった魚ライブ劇場の魅力をさらにパワーアップさせました。その名も「めっちゃかしこいマダコの能力大解剖!!」
先ほどお父さんが引っ張られていたのはカニになり、マダコの吸盤に引っ張られるというアトラクション。
実際にタコに食べられる、捕食される気分が存分に味わえます。
さらに注目はこちらの本物のマダコ。
タコの中で最も一般的な種類でよく見かけますが、こちらなぜ注目かと言いますと…
水槽の中に瓶が入れられました。これ梅酒の瓶なんですが、その中に餌となるカニが入っています。
瓶には蓋がついているのですが、タコは非常に高い学習能力があるということで、なんと蓋を開けるんです。
こういった行動の実演を見ることができます。
実は、タコは頭の中にくちばしが隠れていて、カニや貝を砕くことができるんです。ですから食べられるかどうか判別して捕食します。
「タコはちょっと怖がられているイメージが強いけれども、頭いいからすごいなぁと思いました」(訪れた子ども)
「タコと僕たち飼育員でどちらが賢いか競っている形で、いつもタコが僕たちの上を行きますので、それを実際に目の当たりにしてタコの生態にもっと深く興味を持っていただければと思っています。」(須磨海浜水族園 小坂直也さん)
須磨海浜水族園の「めっちゃかしこいマダコの能力大解剖!!」は、1日1回、実演時間は日によって変わるということです。