川崎重工業の神戸工場で6日、リチウムイオン電池を採用した最新の潜水艦の命名式と進水式がおこなわれました。
川崎重工業の神戸工場で690億円をかけ建造された新潜水艦は荒々しく戦う竜を意味する「とうりゅう」と名付けられました。
防衛省や川崎重工の社員など関係者380人が参列したき6日の式典では防衛省の山村浩幕僚長が支え綱を切断し進水がはじまると、会場内では大きな拍手が巻き起こりました。
「とうりゅう」は全長84メートル幅9.1メートルの国内最大を誇る「そうりゅう」型の12番艦でおよそ20ノットで航行できる性能があります。
また、動力源には国内で2番目となるリチウムイオン電池が採用されていて、潜航能力が優れているほかシステムの自動化などが図られています。
この潜水艦は川崎重工が手掛けたものとしては戦後、29隻目にあたるということで、「とうりゅう」は今後、装備などが整えられ2021年の3月に防衛省へ引き渡されます。