神戸海上保安部の巡視艇「なだかぜ」が26年間の任務を終え、神戸港でセレモニーが開かれました。
セレモニーには「なだかぜ」の船長や乗組員らが出席し、最後の雄姿を惜しみました。
「なだかぜ」は神戸海上保安部の小型巡視艇で、1991年に就航。海上犯罪の取り締まりや警備・救難を担ってきました。
阪神淡路大震災では、支援物資を輸送するなど活躍。しかし、船体の老朽化が進み設備も古くなっていることからこの春、役目を終えることになりました。この日は船長が船体を酒で清め、四半世紀に渡る労をねぎらいました。
神戸海上保安部は、9隻の船を運用していて、「なだかぜ」の後継の巡視艇は3月15日に就航する予定です。