但馬地域の日本海沿岸では、冬の風物詩となっている「岩のり」の摘み取り作業が始まっています。
岩のりは、波が打ち寄せる岩場に生え、5センチほどの長さが摘み頃で12月から2月いっぱいが収穫期ですが、「寒」に入ってから2月上旬までが最もおいしいとされています。
豊岡市竹野町の青井浜では、連日も地元の主婦らが摘み取り作業に精を出しています。
今シーズンは、気温が高い日が多いためノリの生育が遅れていましたが、寒に入ってようやくとれるようになったということです。ただ、岩のりは、時間の割にとれる量が少なく根気が必要です。
摘み取ったノリは、それぞれ家庭に持ち帰り、洗ってから天日で乾燥させ、板のりなどにして食べるということです。