レポート
2020.06.22

淡路島に夏の到来を告げるハモ コロナの影響で苦境に

新型コロナウイルスは観光分野にも大きな打撃を与えていますが淡路島では、夏の到来を告げる「ハモ」が売れず、漁業関係者や旅館などが苦境に立たされています。
南あわじ市の沼島を中心に水揚げされる「ハモ」は「べっぴん鱧」と呼ばれるほど評判がよく、縁起物として食べられる魚としても知られています。

例年は4月から漁が始まりますが2020年は新型コロナウイルスの影響でハモの需要が減り、ひと月ほど漁の開始が遅れました。
さらに、沼島でも緊急事態宣言を受け飲食店が休業を余儀なくされ、宣言の解除後も「ハモすき」が目当ての観光客は半減し予約もキャンセルが相次ぎました。

6月から本格的な漁が始まりましたが競りの買い手がつかず、値段はいつもより4割ほど安い状況が続いています。
苦しい状況の中、南あわじ市でのハモ漁は9月まで続くという事で、飲食店は、行政からの支援を受けながら、通販なども活用して名物・ハモの魅力を発信していくということです。

ひとこと

夏の楽しみがいろんな面で奪われているのだと感じた。甲子園や海、花火、お祭り…毎年恒例の遊びや趣味だけでなく、食にも影響が出ている。南あわじ市では、苦しい状況の中でもなんとかハモを届けようと通販などに取り組んでいるという。新たにハモの魅力に気づいた人が、この時期を乗り越えて淡路島にたくさん訪れてほしいと思う。

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