兵庫県神戸市は、再開発中の神戸港付近から
幕末期の海軍操練所跡と考えられる遺構が発掘されたと12月26日に発表しました。
神戸市中央区の新港町周辺にかつてあったとされる神戸海軍操練所は
外国船からの防衛のため、勝海舟の発案で1864年に幕府が設置したもので
坂本龍馬なども学んだとされる海軍士官の養成機関です。
見つかった遺構は
①神戸海軍操練所が創設された初期(神戸港開港以前)
②神戸港が開港した1868年頃
③明治中期以前
の3つの時期の防波堤などで、3層に重なって残っていました。
幕末に開港した5つの港のうち、遺構が見つかったのは神戸が初めてだということです。