神戸市灘区を流れる都賀川で、地域の子どもたちが「大きくなって帰ってきてね」と願いを込めてアユの稚魚を放流しました。
都賀川の川辺には、地域の幼稚園児や小学生などおよそ500人が集まり、洗面器に入った10センチほどのアユの稚魚を放していきます。
住宅街を流れる都賀川は、1950年代後半から、生活排水の影響で汚染が進み「どぶ川」状態になっていましたが、水路の整備や住民の地道な清掃活動が実り、今では天然のアユが泳ぐほどのきれいな川として親しまれています。
一方で、2008年には大雨による河川の増水で子どもを含む5人が死亡する事故が起きていて、子どもたちは警報ランプが点灯したらすぐに川から上がるなど、川遊びのルールを学んでいました。