ヘドロを浄化する作用があるナマコを放流し、豊かな海を再生させようという取り組みが南あわじ市で行われました。
この取り組みは南あわじ市が企画したもので、福良小学校の3年生の児童24人が参加しました。
福良湾では、数十年前から海底に溜まったヘドロが問題になっていて、今年度完成予定の防波堤の整備により、さらに湾内の潮の流れが悪くなり漁場が悪化することが懸念されています。
こうした中、市や地元の漁協などは協議会を立ち上げ、海の保全活動に力を入れていて、15日は、福良小学校の児童たちがヘドロを浄化する作用があるナマコおよそ100匹を福良港に放流しました。
南あわじ市は、協議会に参加している吉備国際大学とともにナマコの放流による水質浄化の効果を検証していくとしています。