3月23日(日)に第3回「こども海の文学賞」の表彰式が開催されました。
「こども海の文学賞」はこどもたちに明石をはじめとする「海」への興味や関心を抱いてもらい、同時に文学への興味や関心、創作意欲などを持ってもらうきっかけ作りを目的に実施されているもので、第3回となる今回は小学生の部74作品、中学生の部5作品が寄せられました。
小学生の部で最優秀賞に選ばれたのは志賀優龍さん(豊橋市立福岡小5年)。「海の管制官~伊良湖水道の守護神~」というタイトルで、伊勢湾海上交通センターの見学会に参加し、伊良湖水道や管制官の仕事について20枚の大作を書き上げ、受賞式では「管制官の仕事がとてもすごいということを伝えたくて、見学会で教えてもらったことを分かりやすく書こうと工夫した」と語りました。
同じく最優秀賞に選ばれたのは、前回優秀賞を受賞した立山怜佳さん(大阪市立阪南小2年)。「海水の力 植物のふしぎ」というタイトルで、海水でも生きられるマングローブを見た感動に加え、塩水で野菜を育てる実験をして丁寧にまとめました。
最優秀賞を受賞した立山怜佳さん・志賀優龍さん
表彰式には受賞者13人のうち10人が出席。遠方の受賞者や家族も表彰式に参加し、笑顔があふれる和やかな表彰式となりました。
主催者である明石おさかな普及協議会・川﨑喜昭会長は「年々テーマが幅広く、応募エリアも広がり、レベルも上がっており、子どもたちの挑戦を頼もしく感じている。作品からパワーをもらい、豊かな海を未来へつないでいく決意を新たにした」と話しました。
今回の入賞者の中には、2024年に海と日本プロジェクトinひょうごが開催した「タコの漁獲量減少の謎に迫れ!海のバンキシャ2024」に参加した松下泰知くん(江井島小5年)の姿も。「かいぼりや海の栄養のこととか、夏休みに体験して学んで、いっぱい伝えたいことがあったので、頑張って書きました」と話しました。
第4回「こども海の文学賞」も現在計画中とのこと。今年の夏は海を訪れて「こども海の文学賞」で思い出や学びを表現してみてはいかがでしょうか。