客船やフェリーの利用者が増える年末年始に向け船舶の安全を確保しようと、神戸海上保安部は10日から特別警戒を実施していて、11日出動式が行われました。この特別警戒は海上輸送の利用が増える年末年始に毎年実施しているもので、11日は神戸港の第1突堤で出動式が行われました。この後、海上保安官が巡視艇など3隻に乗り込み出港。管内にあるブイなどの航路標識や灯台を見回り、異常がないか確認しました。今年の管内での船舶事故は38件で例年より少なくなっていますが、7月には神戸空港と関西国際空港を結ぶ高速船「神戸ー関空ベイ・シャトル」が誘導灯とぶつかる事故が発生していて、神戸海上保安部は特別警戒の体制を取り、安全確保に努めたいとしています。