朝晩は空気が冷え込み、冬の訪れを感じるようになりました。 兵庫県の相生湾では冬の味覚、カキの水揚げが本格的に始まっています。
相生湾は、全国でも有数のカキの養殖場です。
名水百選にも選ばれる清流・千種川をはじめ、播磨五川から栄養豊富な水が相生湾に流れ込み、その恩恵を受けて播州の特産品として知られる「相生牡蠣」が育ちます。
冬の訪れとともに迎えるカキの水揚げは、相生湾の風物詩。 この日も、養殖いかだで育ったカキが次々と引き上げられました。
水揚げされたカキは、近くの加工場で殻を外され大きさごとに選別されます。 相生のカキは濃厚な味わいと、火を通しても身が縮まらないのが特徴で、この工場では、多い人で1日に2000個のカキの殻を外すということです。
カキの水揚げは来年3月末ごろまで行われ、およそ700トンの出荷が見込まれています。