明石市ではことし記録的な不漁となっている明石ダコを救おうと、ふるさと納税を利用した支援を呼び掛けるなど対策を進めています。
明石市の明石浦漁協では、この日水揚げされた魚などが次々と競りにかけられています。 活気づく競り場とは裏腹に明石ダコはごくわずか。
明石市によりますと、明石ダコは毎年およそ1000トン水揚げされますが、ことしは記録的不漁で300トンに満たないと予想されています。 市では毎年およそ3000個のタコつぼを投入していて、これまでにタコつぼの中でタコが卵を産んでいるところが確認されています。
この危機的状況に、タコつぼの購入費にあてるため、明石市はふるさと納税の使い道として、来月1日から「明石ダコの保護」を臨時で追加することを決定。 寄付額に合わせて、さらにタコつぼを投入することにしています。ふるさと納税で、「明石ダコの保護」を応援できるのは来月1日から来年3月末までで、明石市は寄付額1000万円を目指すとしています。