兵庫県豊岡市の「城崎マリンワールド」で、5億年前から存在する古代生物「ヌタウナギ」が展示され話題を呼んでいます。
5億年前から姿を変えず現代まで繁栄を続けている古代生物の「ヌタウナギ」。 ヌタウナギは名前に「ウナギ」と付いていますが、ウナギの仲間でないばかりか、正確には魚類にも属さない不思議な生き物なんです。
世界中の温帯域に広く分布し、大陸棚周辺にかけての深海に生息するヌタウナギには背骨がなく、脊椎動物の起源と進化を考える上で重要な生き物であり、外部から刺激を受けると、ヌルヌルした粘液を出します。
今回の展示は、そのあまり知られていない生態を一般の人に知ってもらおうと企画されたもので、似ているけど全く違う生き物である「ワカウツボ」や「マアナゴ」の水槽と並べて展示されています。
「ヌタウナギ」の展示は、豊岡市の城崎マリンワールドで来年1月末まで実施される予定です。