海上観光遊覧船が運航休止している兵庫県香美町の香住港で26日、海上タクシーの試乗会が行われました。
この海上タクシーは、3年前に惜しまれながら運航を終了した観光船「かすみ丸」に代わる観光名物を作ろうと構想されたものです。 26日の試乗会に集まったのは町内の行政や観光関係者ら20人で、小型漁船から香住海岸の名勝や洞門を改めて見学しました。
この洞門、大型の観光船では中に入ることができないものの、小型漁船なら中に入れるだけあって迫力ある体験が可能です。
関係者は「遊覧船の空白地帯になってしまった香住に新しい観光名物を作りたい」とし、ことし10月ごろまでに組織を立ち上げ、何とか来年5月の大型連休には運航を開始したいとしています。