イギリスの豪華客船「クイーン・エリザベス」が開港150年目を迎えた神戸港に入港し、就航以来初の日本発着クルーズを実施しました。
午前5時半。日の出前の神戸港に巨大な船が姿を現しました。神戸港に入港したのは、世界一周中のイギリスの豪華客船「クイーン・エリザベス」。消防艇による放水や色とりどりの風船で出迎えられました。
イギリスの「エリザベス女王」の名が付いたこの豪華客船は、全長およそ294メートル、高さ57メートルの16階建て。ことし1月にイギリスを出港し、122日間に渡る世界一周旅行の真っ最中。船内には1029の客室を備え、およそ2000人の旅行客と1000人のクルーが乗船しています。
ゴージャスな部屋で過ごす世界一周の旅。気になるお値段は。なんと2300万円!価格もスケールもまさに桁違い。そのほか、船内にはプールやカジノといった施設のほか、船の中とは思えないような大型の劇場が備えられ、毎日ショーやコンサートで乗客たちを楽しませているということです。
一方、2010年の就航以来初めての日本発着クルーズが開港150年目を迎える神戸港を起点に実施されることを受け久元市長が歓迎の言葉を述べました。
今夜スタートする神戸発着クルーズにはおよそ600人の日本人客が乗船。そして、出発の午後8時、400発の花火で「海の女王」のクルーズの船出を見送りました。「クイーン・エリザベス」のクルーズはこのあと鹿児島や韓国の釜山に寄港し3月20日に帰港する予定です。