神戸市須磨区の「須磨海浜水族園」で、国内で初めて幼魚の育成に成功したエイの仲間が期間限定で一般公開されています。
不思議そうに水槽を見つめる子どもたち。その視線の先にいるのは…水槽の中をゆらゆらと泳ぐ不思議な形の魚。これは「シノノメサカタザメ」の幼魚です。
「サメ」という名前がついていますが、実はエイの仲間で、主に東南アジア地域の温かい海に生息する魚です。
現在はおよそ1メートル、体重は12キロですが、成長すると体長3メートル、体重は130キロほどになるということです。
須磨海浜水族園では、半年前に幼魚が誕生。これまで国内でシノノメサカタザメの幼魚の飼育が成功した例はなく、今後の成長過程がわかる貴重な研究資料になるということです。
この「シノノメサカタザメ」は、5月7日まで一般公開されています。