5月25日(日)、兵庫県相生市で、手こぎの船で速さを競う恒例の「ペーロン競漕」が開かれ、参加者たちが白熱したレースを見せました。
「相生ペーロン競漕」は、毎年5月の最終日曜日に開かれる恒例の行事で、竜をかたどった木造の手こぎ船で往復600メートルの速さを競います。
「ペーロン」とは、中国の船「白龍(パイロン)」がなまったものと言われ、相生には大正時代に長崎から伝わったとされています。
大会では、1つの船に32人が乗り込み、このうち28人が、太鼓と銅鑼の音が鳴り響く中、一心不乱にオールをこぎます。
2025年は、地元の高校生や職場などでつくる53のチームが参加し、初夏の相生湾は熱気に包まれました。
参加者たちの雄姿に会場からは大きな歓声が上がっていました。