日本人の暮らしを支えている“海”。
そんな“海”に関する情報を発信する
不定期掲載「海報誌」 ※“海”の会報誌です。
第14回目は、第52期サンテレビガールズ・海報誌diary火曜日担当の
越智麻也子が書かせていただきます。
今回は、カニの研究を行っている兄弟にインタビューしてきました!
その名も「相生カニカニブラザーズ」。
現在中学生の二人は、夢である“カニの研究者”を目指して
日々活動を行なっているそうです。
この日、干潟に着くとすでに二人で作業を分担し効率良く調査を始めていました。
兄である大角一尋(ひとひろ)くんは、
カメラを構えてシャッターチャンスを逃さないように集中しており、
弟の涼斗(りょうと)くんは、
干潟に生息する様々なカニを手に取って見せてくれました。
カニによって棲んでいるところが違うようなのですが、
水面を歩いたり土壌を踏みつけたり、生息していそうな穴は奥底まで掘ってみたりと
まるで宝探しをしているかのようにカニを追いかける二人。
取材中の私もつい夢中になって二人と一緒に探していました!!
好奇心旺盛な二人は、カニの事はもちろん海についてもあらゆる疑問を持っているようです。
既存の本や図鑑などから情報を取り入れる事もあるそうですが、
載っている内容に関して、それが本当の事なのか疑問を持ち
自ら仮説を立てて研究を行なっているそうです。
現状に満足する事なく、常にアンテナを張っている二人と調査をしていると
私もカニに対して素朴な疑問を持つようになりました。
取材中のあらゆる問いかけに対しても、表面上の情報を言語化したものではなく
自ら実証した事を根拠として、辞典や採取物を見せながら教えてくれたので
すべて正確な事だと確信する事ができました!
そしてなにより、二人が中学生である事を忘れてしまうほど、
蓄積されている情報量に驚きを隠せませんでした。
この日一番驚いた事は、「カニには耳がなく、代わりに目が良い」という事です。
私たち取材班がカニに近寄ると、かなり離れているのにも関わらず
身を隠して警戒するカニの姿が見られました。
近年、世界的に取り上げられている「海洋ごみ問題」についても
実際に相生の海と接している二人に伺ってみました。
便利な物も使い方によっては、ごみになってしまうと考える二人は
捕まえたカニを入れるタッパーや水分補給用の水筒を持参するなど、
普段から海洋ごみ問題に対して意識を持ち、行動しているそうです。
二人の大好きな「カニ」がこれからも干潟にたくさん生息できるよう
第二の「○○ブラザーズ」が誕生するよう
豊かな海をみんなで守っていきましょう!!
今年の夏休み期間に研究したい事も決まっているみたいです。
二人の将来が楽しみですね!
何よりカニによって二人の過ごす時間が増え、
仲良く研究している事がとても素敵だと思います。
今後も「カニ」という海の生き物が二人の絆を繋いでくれる事を願っています。
Twitterにコメント待ってます!!
次回もお楽しみに~!(^^)!
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