春の味覚で特産品として力を入れている「淡路島サクラマス」の養殖が、兵庫県南あわじ市で12月16日に始まりました。
午前7時過ぎ。
南あわじ市の福良港では、養殖用のいけすに「淡路島サクラマス」の稚魚約7000匹が放流されました。
南あわじ市では、「3年とらふぐ」がシーズンを終える3月から「ハモ」が旬を迎える6月までの春の期間に新たな特産品を売り出そうと、2015年から「サクラマス」の養殖をスタート。
例年、300グラムほどの稚魚を3カ月から5カ月かけて1キロ以上に育て出荷してます。
ポリフェノールを多く含むタマネギの皮を餌として与えることで、さばいた後も身の変色が少ないのが特徴だということです。
(福良漁協 前田若男組合長)
「毎年毎年サクラマスを目当てに食べに来てくれる人が増えているので、生産者としてうれしい。きょう入った稚魚はちょっと小さいですけど、頑張って大きくして皆さんにおいしく味わってほしい」
「淡路島サクラマス」は、2024年3月10日に解禁され、島内30を超える飲食店や宿泊施設などで提供される予定です。
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