兵庫運河と小樽運河の歴史と環境から運河の未来を探る『ひょうご・おたる運河調査隊2023』が開催されました。港町として栄えてきた小樽と神戸の街の発展を支えてきたのが『運河』でした。運河のおかげで街が栄え、海と人間の生活が密接に結びついた反面そのせいで運河の水が汚れ、生態系が壊れてしまった歴史もあります。北海道と兵庫県の小学生が、文化・歴史を学びながら、いかに人間の生活・行いが生物環境へ影響を与えるかを学びました。
★兵庫編DAY1 7月28日(金)
1日目は、北海道と兵庫県の小学5・6年生それぞれ20名、合計40名が兵庫県に集合し、団結式を行いました。初対面の子どもたちは緊張しながらも、自己紹介をしました。その後は、お互いの住む地域の海の幸の話について話あうなど交流を深めました。
はじめに、総合講師の中西 敬先生(徳島大学環境防災研究センター客員教授・近畿大学水産学科講師)より、小樽の海の幸と兵庫の海の幸の違いについて教えていただきました。また、それぞれには小樽運河と兵庫運河があり似ているところや違いを考えてみました。
・生態系について
・海の生き物について
・生態系と私たちの生活について
・海藻と海草の違い 藻場の役割は?
・栄養塩
・ブルーカーボン
・海の生物をとりまく環境について
潮汐とは
なぜ、場所によって潮汐の大きさが違う
干潟と砂浜の違い
海水のきれいさを示す透明度と透視度
COD(cod chemical oxygen demand)・>DO(Dissolved Oxygen)
・地球規模の循環とつながりを考える
1日目の夕食は、海を見ながらのBBQを楽しみました。それぞれの海の違い、街の違いなどの話で交流をふかめながらたのしみました。また、多くの海の幸についても プロジェクトリーダー畠山さんから説明があり、それぞれの魚・貝の漁獲方法などについても学びました。