レポート
2019.03.27

ひょうごの「豊かで美しい海」再生へ向けての活動報告会

ひょうごの「豊かで美しい海」再生へ向けての活動報告会が平成31年3月19日(火)神戸市教育会館で開催されました。
活動報告会では、第一部ポスターセッションでの報告と第二部活動報告会での発表がおこなわれました。

第一部のポスターセッションでの報告では、相生湾自然再生学習会議、尼崎運河〇〇(まるまる)クラブ、Gata girl、須磨里海の会、兵庫県立神戸商業高等学校、明石浦漁業協同組合、(特非)アマモ種子バンク、神戸市立須磨海浜水族園、竹野海岸を美しくする会 9団体が報告を行いました。

第二部の活動報告会では、明石浦漁業協同組合、兵庫県立神戸商業高等学校、竹野海岸を美しくする会、相生湾自然再生学習会議、神戸市立須磨海浜水族園の5団体が報告を行いました。

明石浦漁業協同組合
漁業者は水産資源の管理だけでなく、海底耕耘(こううん)、ため池のかいぼり、森づくり等の取り組みを行っており、豊かかな海の再生を目指しているとの報告を行いました。

兵庫県立神戸商業高等学校
理科研究部では、5年前から毎月、神戸市垂水区の西舞子海岸で漂着ゴミの調査及び回収を行っています。高校生ならではの視点で、西舞子海岸に漂着した海外製のゴミの流入経路に着目し、西日本25地点でペットボトルを回収し、生産地と製造日のデータをとりました。また、海岸に漂着したペットボトルには古いものが少ないことから、その流動性についても実験調査し、報告を行いました。

竹野海岸を美しくする会
竹野海岸は但馬地域にある兵庫県豊岡市竹野町に位置し、山陰海岸国立公園に指定されている日本海など、豊かな自然があります。しかし、竹野海岸には年間約100トンのゴミが打ちあがっており、海岸ゴミや生物の現状とゴミを拾う事の意味を報告しました。

相生湾自然再生学習会議
相生湾を生物多様性の豊かな里海に蘇らせる取り組みとして、海岸の生物調査や塩生植物「シバナ」の保護、アマモ場の再生、川砂を投入して干潟の創出を行っています。また、相生湾の漂着ゴミの回収を通じ、市民に海のゴミ問題などに関心をもっていただき、美しい相生湾にしていくためのPR活動も行っており、その内容を報告しました。

神戸市立須磨海浜水族園
平成30年7月14日から12月2日の期間、兵庫の海をテーマとした特別展「海からみた兵庫県 二つの海にはさまれて」を開催しました。多様な環境を持つ兵庫の海とそこに住む、生き物、海と人の関わり、海の重要性、これからのあるべき関係を考えていくことを目的とした展示を行い、その内容を報告しました。

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