前脚を失いながらも人工ヒレで泳ぐ姿が多くの人に愛されたアカウミガメの悠ちゃんが9月に死に、兵庫県の須磨海浜水族園では19日に献花台が設置されました。
アカウミガメの悠ちゃんは2008年に紀伊水道で両方の前脚を失った状態で保護され、人工ヒレを着けながら神戸空港島の人工池や須磨海浜水族園で飼育されていました。
前脚を失いながらも悠々と泳ぐ姿で水族館のアイドルとなった悠ちゃんですが9月20日に衰弱しているのが見つかり26日、死にました。
須磨海浜水族園の3階にある悠ちゃんの展示コーナーにはきょうから献花台が設けられ、実際に装着していた人工ヒレや写真パネルなどで悠ちゃんの姿を振り返ることができます。
また、献花台にはメッセージを書く紙が用意されていて、訪れた人は悠ちゃんへのお別れの言葉を綴っていました。 須磨海浜水族園の悠ちゃんの献花台は11月3日まで設置されます。