日本海に春の訪れを告げる「ほたるいか祭り」がきょう、兵庫県新温泉町で開かれ、多くの観光客らでにぎわいました。この祭りは、単独の漁港として日本一のホタルイカの水揚げ量を誇る浜坂漁港で、旬の味を楽しんでもらおうと開かれたもので、ことしで20回目。きょうは、釜茹でにされたホタルイカの無料配布に長い行列ができたほか、しゃぶしゃぶや軍艦巻き、お好み焼きなど様々なアレンジメニューが並び、例年より多い3万人の観光客らが、思い思いにグルメを堪能していました。このほかステージでは、ホタルイカを食べる量を競う「全日本わんこほたる選手権」が開かれ、優勝者には海産物セットが贈られました。浜坂漁協によりますと、ホタルイカの漁獲量はことしは冬の寒さの影響で例年の半分となっていますが、漁は5月中旬まで続く予定だということです。